昔話: ラーメンが大好きなおじいさん

昔々、あるところにラーメンが大好きなおじいさんがおったそうな。

おじいさんは毎日毎日せっせとラーメンを食べてはその様子を写真に撮り、アメブロにアップしていたそうな。

元々高血圧だったおじいさんは、医者からラーメンを止められていたのに、一向にラーメン断ちをせず、とうとう病院を出入り禁止になってしまったそうな。

おじいさんが出入り禁止になるのは、若い頃に土浦のピンサロで大暴れして以来30年ぶりのことじゃった。

 

それでもわずかに良心が残っていたおじいさん、今回のことをきっかけにラーメンをあきらめることにしたそうな。

それでも一度きりの人生、後悔のないようにしたかったおじいさんは、いい方法を思いついたそうな。

 

「いらっしゃいませ!」

おじいさんは無言でカウンターへ

 

「いらっしゃいませ。メニューはお決まりですか?」

「ラーメン!この店でいちばん臭せぇやつ!」

 

「お客さん、うちそういうのやってないんですよ!」

「うるさい!いいから臭せぇラーメンを食わせろ!」

 

「おいじじぃコラ!てめぇさっきから何いってんだよ!」
突き飛ばされるおじいさん

 

「わしは体が悪くてラーメンが食えねんだよ・・・、臭せぇラーメン食ったら、ラーメン諦められると思ったんだよ・・・、兄ちゃん頼むよ・・・臭せぇラーメン、、作ってくれよ」

 

「・・・わかったよ、じゃあ作ってやるよ。ほら、臭せぇラーメンだ、食え!それ食ったらさっさと帰って二度と来るんじゃねーぞ」

 

「臭せぇラーメン作ってくれるのか!あ、あ、あ、こんなわしに臭せぇラーメン作ってくれるなんて、兄ちゃんオメェ神様だな!」

 

「そうです私はラーメンの神です。あなたをお迎えに参りました。最後にこの臭いラーメンを食べなさい」

 

おじいさんはそうして天に召されていきました。最後に食べたラーメンはいままで食べた美味しいラーメンの思い出をすべて消し去るような臭さでした。

 

※注: シソンヌのネタより一部引用

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